介護保険で利用できる在宅介護サービスを徹底解説!番外編

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介護保険で用意されている、
在宅介護サービスには、数多くのサービスがありますが、
介護保険で利用できる在宅介護サービスを徹底解説!前編
介護保険で利用できる在宅介護サービスを徹底解説!後編
この2つの記事のなかで、
1・訪問介護(ホームヘルパーさん)
2・訪問リハビリテーション
3・訪問入浴サービス
4・訪問看護サービス
5・デイサービス(通所介護)
6.通所リハビリテーション
7・ショートステイ(短期入所生活介護・短期入所療養介護)

以上、在宅介護サービスの中でも、比較的ポピュラーな、
7つの介護サービスについて解説しました。

ヘルパーさんや、デイサービスなどの介護サービスは、
どこかで名前ぐらいは聞いたことがあるかもしれません。

これ以外にご紹介してきた介護サービスについても、
介護保険の中では、利用頻度の高い、馴染みの深いサービスです。

ですが、介護保険の在宅介護サービスには、
もっと多くの介護サービスがあり、

意外と知られていないけれど、これを知っておくと、
いざというときに、とても重宝する在宅介護サービスがあります。

ではここからは、知っておくと、いざというときに、
とても便利な在宅介護サービスである、

福祉用具貸与(ふくしようぐたいよ)
住宅改修
介護タクシー

この3つの在宅介護サービスについて、
サービス内容などを詳しく解説していきますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

 

 

 

1.介護ベッドや車いすは、介護保険でレンタルがとてもお得!

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【出典:イラストAC】

最近では、デパートやホームセンターなど、
車いすや杖などの、福祉用具を販売している店舗が増えています。

メーカーや、種類によって、価格は様々ですが、
車いすであれば、数万円前後。

杖であれば、
1本、数千円前後で販売されているようです。

ですが、介護保険のサービスを利用すると、
購入すると、数万円前後する車いすが、
1か月、わずか数百円でレンタルできることをご存知でしょうか?

杖にいたっては、
1か月、百円前後でレンタルできるのをご存知でしょうか?

このように、
購入すると、数千円から数万円の負担になる福祉用具が、
介護保険のあるサービスを利用すると、
1か月、数百円でレンタルができます。

その在宅介護サービスは、
福祉用具貸与(ふくしようぐたいよ)という、
在宅介護サービスです。

 

1-1.福祉用具貸与とはどんな在宅介護サービスなのか?

では、まず、
福祉用具貸与(ふくしようぐたいよ)という在宅介護サービスでは、
どんな在宅介護サービスなのか?

例を挙げながら具体的に解説していきます。

まずはじめに、福祉用具をレンタルする、
最大のメリットをお伝えします。

福祉用具をレンタルするメリットには、
1・定期的に、福祉用具業者がメンテナンスのために訪問してくれる。
2・故障した場合、無料で修理してくれる。
 ※常識的な使い方をしている場合。
3・同じ金額内であれば、別の用具に交換することも可能。

また、汚れがひどくなれば、
これも無料で、別の用具に交換してくれますし、
用具のバージョンアップなどがあれば、
交換を無料で行ってくれます。

これが、福祉用具を購入した場合だったら・・・。

修理であれば、その都度、修理代金が発生しますし、
部品交換なども、当然ですが、部品代金と工賃が発生します。

汚れてしまっても、
クリーニングなどは自分で行うしかありませんし、
用具が古くなれば、新しい用具を購入する費用が発生します。

このように、福祉用具を購入した場合、
修理や部品交換、長期間使用したことによる劣化などで、
その都度、費用負担が発生しますが、
レンタルで借りる場合であれば、
発生する費用は1か月のレンタル代金と、
契約時に負担する、保険のみです。

※保険は、通常あり得ない事態によって、
レンタル品を破損してしまった場合のために、
修理や交換費用を補てんするために加入するもので、
これは、任意で加入するケースが多いようです。

では次からは、福祉用具貸与では、
どんな福祉用具をレンタルできるのかについて解説していきます。

 

1—2.福祉用具貸与はどんな用具をレンタルすることができるのか?

福祉用具と聞いて、まず、思い浮かぶものと言えば、
車いすだったり、杖や、手すりなどではないでしょうか。

福祉用具貸与(ふくしようぐたいよ)では、
様々な種類の福祉用具をレンタルできますが、
ここからは、ンタルできる、代表的な福祉用具をご紹介していきます。

 

車いす
介助型(介助者が車いすを押せるように、背中側にグリップがついている)か、
自走型(介助なしで走行できる方用)で、若干月額費用が変わりますが、
一般的な月額費用は、数百円前後で1か月レンタルできます。

また、車いすで使うクッションや、
ブレーキの棒を延長する用具などもレンタルできます。

 


デザインや、折りたたみ機能がついているかで、
若干、月額費用が変わりますが、
1か月、だいたい100円前後でレンタルできるものが多いようです。

 

介護ベッド(電動ベッド)
介護ベッドというと、
背中が起き上り、足元が起き上がる、電動ベッドが一般的ですが、
背中が起き上がり、高さが調節できる、
2モーター電動ベッドで、月額費用が、1000円前後です。

これに、足元が上がる機能が付いたものや、
ベッド柵が動くものを追加すると、千数百円になります。

ベッドですから、
どうしても使用しているうちに汚れてしまうことがあります。

寝たきりの方であれば、オムツ交換で汚れることもあるでしょうし、
食事の介助が必要な方であれば、
食べこぼしなどで汚れることもあるでしょう。

そのような場合、定期的なメンテナンスで業者さんが来た時に、
汚れてしまったことを伝えれば、
無料で新しいものの交換してくれることもあります。

 

床ずれ予防マットレス
寝たきりの方で、介護ベッドを使っている方には、
床ずれに悩んでいる方も多いと思います。

このような方のために、
床ずれ予防マットレスという福祉用具があります。

マットレスというと、
ベッドをレンタルした時に、一緒についてくるもの。

このように思うかもしれませんが、
介護ベッドについてくるマットレスには、
床ずれ予防の機能はついていません。

床ずれ予防マットレスをレンタルしたいときには、
別途、別料金でレンタルする必要があります。

費用は、月額で数百円前後から、
高いものでも千円前後でレンタルできます。

 

手すり
レンタルの手すりには、ざまざまな種類があって、
用途に応じて、費用や大きさも様々なものがあります。

玄関の上り下りを補助するものや、
廊下を歩くことを補助する、置き型タイプの手すり。

床に置いて、ベッドや布団からの起き上がりを補助するものや、
トイレの立ち上がりを補助するタイプまで、
用途に応じて、様々な種類の手すりが用意されています。

費用に関しては、どの手すりも、
安いものあれば、月額100円弱、
高いものでも数百円でレンタルができます。

セニアカー(電動カー)
最近、街中でも見かけることが多くなっているのが、
セニアカー(電動カー)という福祉用具です。

セニアカーとは、
簡単に言うと、電動モーターで動く車いすです。

充電式のモーターで、
家庭用電源(家のコンセント)から充電できて、
1回の充電で、数時間動かせます。

速度は調節できて、
最もスピードを出しても、時速数キロ程度で、
人が速足で歩く程度のスピードしか出ませんし、
急な坂道を上ることは危険です。

ですが、車いすを自分で動かすことが難しい方や、
介護者さんがいない場合などに、
近所まで外出するぐらいであれば、
とても便利な福祉用具です。

このセニアカーをレンタルする際には、
まず、業者さん立ち合いのもと、数回の練習を行い、
業者さんが貸し出しても危険が無いと判断しないと、
レンタルができません。

レンタル費用は、福祉用具の中でも高額で、
月額2,000円から3000円ぐらいで、
さらに、レンタルの際には、保険の加入を求められます。

シルバーカー(歩行器)
一般的には、
押し車という名称で呼ばれることもある福祉用具が、
シルバーカーという福祉用具です。

杖では歩行が安定しない方や、車いすを使用しなくても、
何か支えがあれば短距離の歩行可能な方には、
とても便利な福祉用具です。

屋内用、屋外用と2種類あり、
どちらも費用は、月額数百円でレンタルできます。

また、大きさや、重量も様々な種類があり、
最近では、高さが調節できるものや、
ブレーキが複数あり、転倒予防機能がついているものまで、
様々な種類が用意されています。

レンタルする際には、身体の大きさや、足の筋力、
転倒の危険性なども考慮して、
正式にレンタルする前に、数種類を試してみることをおすすめします。

 

13福祉用具をレンタルするための手続きはどうすればよいか?

担当ケアマネジャーさんがいて、
すでに他の、在宅介護サービスを利用しているのであれば、
福祉用具をレンタルしたいと伝え、
どんな福祉用具をどんな目的でレンタルしたいのか?

どんなことで困っているから、
福祉用具をレンタルしたいのかを伝えれば、
ケアマネジャーさんが、近隣の福祉用具業者さんに依頼し、
希望に近い用具を用意してくれます。

契約の前には、
まず、使いたい場所(屋内か屋外か)で数日間試してみて、
業者さんも、ケアマネジャーさんも問題ないと判断し、
使った本人にも、問題がなければ正式に契約し、レンタル開始となります。

レンタル開始の際には、
ケアマネジャーさんにケアプランを作成してもらう必要もあります。

ケアマネジャーさんがいない場合には、
地域包括支援センターに、福祉用具をレンタルしたいことを伝えると、
地域包括支援センターの職員が、近隣でケアマネジャーさんを探し、
ケアマネジャーさんが見つかれば、その後の手続きは、業者さんと契約し、
ケアプランを作成すれば、利用開始となります。

 

2.手すりや段差の工事をする時には、介護保険の補助を利用しましょう

プリント
【出典:イラストAC】
「最近、うちのおじいちゃん、
玄関の上り下りの時、何かにつかまっていないと危なくて・・・。」

「廊下を歩くときも、壁に手をついて、おっかなびっくり歩いているから、
そろそろ廊下に手すりでもつけようかしら・・・。」

このように、年齢とともに、
足腰の動きが不自由になってしまう高齢者さんにとっては、
家の廊下を歩くときや、玄関の上がり降り、
家の中の、わずかな段差が転倒の原因にもなってしまいます。

そんな時、廊下に手すりを付ける。

玄関の段差を解消する。

家の中をバリアフリーにする。

このような工事を行えば、
転倒の原因となる場所を解消することもできますが、
工事個所が複数になった場合や、広範囲に渡る工事を行った場合には、
工事にかかる費用も高額となってしまいます。

ですから、介護保険では、高齢者さんの生活を支援するために、
自宅の改修工事を行ったとき、工事費用の補助のために、
介護保険住宅改修という制度が設けられています。

では、この介護保険住宅改修では、
どのような工事に対して補助が認められるのか?

補助の金額はどのぐらいなのか?

工事をするためには、
どのような手続きをすればよいのか?

以上3つについて、
詳しく解説していきます。
 

2-1.介護保険を使って、どのような住宅改修工事ができるのか?

介護保険住宅改修では、高齢者さんが、
自宅で安全に暮らすために、必要と認められた工事に対して、
費用の補助を受けられます。

ですが、
「最近、おばあちゃんの部屋の天井から雨漏りするから工事をしよう!」
「ベランダで日光浴させたいから、ウッドデッキを作ろう!」

このような、
工事であれば、何でも補助が認められるわけではなく。

しっかりとした、工事を行う目的があり、且つ
介護保険制度で認められた範囲内での工事にのみ、
工事費用の補助を受けられます。

では、どのような工事であれば、
補助を受けられるのか?

ですが、介護保険住宅改修で、
補助の対象と認められる工事は以下となります。

1.手すりの取り付け
2.家の中の段差の解消
3.廊下や、部屋の床を張り替える工事
  ※畳の部屋を、フローリングに変える工事など
4.開き戸を引き戸に変えるなどの、扉の交換にかかわる工事
5.和式便座を洋式便座に変える工事
6.1から5までの工事を行った際に、付帯して必要となった工事

このような、1から6までの工事にのみ、
介護保険で、住宅改修の補助を受けられます。

 

2-2.介護保険住宅改修では、どのぐらいの補助が受けられるのか?

介護保険住宅改修では、
工事費用が20万円までの工事に限り、
工事完了後、必要な手続きが完了したと認められれば、
20万円の9割、または8割、介護保険からの補助を受けられます。

ですが、補助が受けられるのはわかったけど、
工事にかかった費用はどのように支払うのか?

工事代金について、
補助が受けられるとはどういうこと?

このような疑問を持つ方もいるかもしれませんから、
「工事の費用で、介護保険の補助を受けられる。」
これをもっと簡単に説明します。

20万円までの工事を行った場合、
その費用(20万円)のうち、
9割であれば、18万円、2割であれば16万円を、
市区町村の介護保険窓口が業者に払ってくれる。

こちらからの支払い額は、1割であれば、2万円。

2割であれば、4万円だけ工事業者に支払えばよい。

※1割、2割の違いは、お持ちの介護保険証の表面に、
介護サービスを利用した際、1割負担なのか、2割負担なのか、
記載されていますので、そこで確認してください。

もしわからないときには、
お住いの市区町村にある、介護保険窓口に電話で確認してみてください。

これが、介護保険住宅改修で受けることのできる、
補助の内容となります。

この、介護保険住宅改修の補助は、
原則、1回のみの補助となっていて、
20万円の補助上限額を、1回で使い切ってもよいし、
5万円の工事を4回行って、その都度、補助を受けてもよい、
このように、20万円の限度額を、
複数の工事で使ってもよいこととなっています。

住宅改修の補助を受けられるのは、
上限20万円を使いきったら、原則そこで終わりですが、
例外として、以下の2つがあります。

1.要介護1と認定されていた時、20万円の住宅改修工事を行ったが、
1年後、要介護4と認定された。

2.A市に住んでいた時、20万円の住宅改修工事を行ったが、
次の年、事情があって、B市に転居することとなった。
転居後、1年経ってみたら、家の中の段差に不具合が出た。
※新築時には、工事の補助を受けらないので注意してください。

1をさらに詳しく解説すると、
一度、住宅改修の上限20万円の工事を行ったが、
その後、介護保険の認定が、3段階上がった場合には、
もう一度だけ、上限20万円までの住宅改修工事の補助を受けられます。
※要介護1から要介護4に上がった場合など。

2もさらに詳しく解説すると、
今住んでいる家で、20万円の上限いっぱいに補助を受けていても、
別の家に転居した場合、再度1回に限り、
もう一度20万円上限で補助を受けられます。

介護保険住宅改修については、工事を検討する前に、
一度、お住いの市区町村にある、
介護保険の窓口で、補助の内容などを確認することをお勧めします。

また、市区町村によっては、介護保険住宅改修以外の、
独自の住宅改修補助を行っている市区町村もありますので、
市区町村のホームページや、介護保険の窓口で確認してみてください。

 

2-3.介護保険住宅改修ではどんな手続きをすればよいのか?

介護保険住宅改修を行う際の手続きは、
以下のような流れになります。

1・ケアマネジャーさんに、
 介護保険住宅改修を行いたいことを相談する。

※ケアマネジャーさんがいない場合は、
お住いの市区町村介護保険窓口に相談してください。

2・支給申請書を市区町村の介護保険窓口へ提出する。

支給申請書とはこのような書式です。
→ 介護保険給付費支給申請書
※横浜市高齢福祉の案内より参照

※ケアマネジャーさん、もしくは、
福祉住環境コーディネーターという資格を持っている工事業者さんであれば、
この書式の記入を行ってくれますし、

この書式以外の、申請に必要な書類まで、
記載手続きから申請まですべて行ってくれます。

住宅改修が必要な理由書とはこんな書類です。
※神奈川県厚木市ホームページより参照

介護保険住宅改修を行う際には、事前にこのような書類を揃え、
市区町村の介護保険窓口へ提出することが必要です。

提出した書類に不備がなく、申請内容にも問題がなければ、
住宅改修の工事開始となります。

3・工事開始

業者さんと事前に打ち合わせた箇所の、
改修工事を行ってもらいます。

4・改修工事完了届の提出

工事完了後、
改修工事完了届という書類の提出を行います。

この書類に関しても、
工事業者さん、もしくはケアマネジャーさんが、
殆どの書類を準備し、記載行ってくれます。

工事を行った本人が準備するものは、
1・介護保険被保険者証
2・介護負担割合証
3・工事代金の領収書原本

この3つを準備すれば、後の提出書類に関しては、
業者さんかケアマネジャーさんが準備してくれます。

住宅改修完了届とはこんな書類です。
※神奈川県厚木市ホームページより参照

5・工事代金の払い戻し手続き

工事にかかった、20万円の9割、もしくは8割を、
払い戻してもらう手続きを行います。

工事代金の支払いに関しては、
2つの方法を選択できます。

1・償還払い
これは、介護保険住宅改修費、20万円を、先にすべて業者に支払い、
工事完了後、必要書類の提出が終わった後、
支払った20万円の、9割、もしくは8割を、
市区町村の介護保険課から受け取る方法です。
償還払いを選んだ際の、住宅改修の流れ
※神奈川県厚木市ホームページより参照

2・受領委任払い
住宅改修費20万円のうち、
1割、もしくは2割を先に工事業者に支払い、
残りの9割、もしくは8割は、市区町村が直接工事業者に支払う方法です。
受領委任払いを選んだ際の、住宅改修の流れ
※神奈川県厚木市ホームページより参照

支払いに関して、どちらを選択するかは、
住宅改修申請を行う際、
工事業者さんとケアマネジャーさんを交えて、
よく相談しておいてください。

これが、介護保険住宅改修を行う際の、
手続きの流れになります。

そして、最後に、住宅改修を行う際、
最も大事なことをお伝えしておきます。

それは、過去に、
介護保険住宅改修を行った経験が、
豊富にある業者さんを探すこと。

これが、一番大切なことになります。

経験豊富な業者さんであれば、申請から、提出書類の記載作業、
工事完了後の、払い戻しまで全て面倒をみてくれますので、
安心して工事を任せられます。

経験豊富な業者さんを探す際には、
ケアマネジャーさんに教えてもらうか、
お住いの市区町村介護保険窓口で、
過去に実績のある業者を教えてもらってください。

 

 

 

 

3.車いすのままでも、福祉車両で送り迎えしてくれる介護サービスとは?

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【出典:イラストAC】
今まで、何とか1人で、毎月病院に通っていたけど、
最近、持病の腰痛がつらくなってきて、
1人で病院まで通うのが大変になってきた・・・。

家の階段を1人で降りるのが大変で、
これまで、家族が病院への付き添いをしてくれたけど、
家族も仕事が忙しくて、なかなか付き添うのも難しくて・・・。

こんなことでお困りの高齢者さんや、介護者さんのために、
介護保険では、介護タクシーという在宅介護サービスがあります。

この介護タクシーは、足腰が不自由で、
通院などの外出の際、家族の介護が必要な方や、
外に出るときに、車いすが必要な方でも、
ホームヘルパー2級以上の、介護の資格を持った運転手さんが、
車いすでも乗ることのできる福祉車両で、家の中までお迎えに来てくれて、
足腰が不自由で、自宅の階段を1人で降りられない方でも、
寝たきりの方でも、福祉車両に乗るところから、
外出先までの送り迎えをしてくれるという、とても便利な在宅介護サービスです。

では、ここからは、この介護タクシーについて、
介護タクシーと普通のタクシーは何が違うのか?

利用する際の料金はどれぐらいなのか?

利用するためには、どんな手続きをすればよいのか?

この3つについて、
事例もあげながら、詳しく解説していこうと思います。

 

 

3-1.介護タクシーと、一般のタクシーは何が違うのか?

介護タクシーと一般のタクシーの、
最も大きな違いは何か?

1つ目の大きな違いが、
介護タクシーは、
介護の資格(ホームヘルパー2級以上の資格)を持っている、
介護ができる運転手さんであること。

それに対して、一般のタクシー運転手さんは、
介護の資格も持っていないし、
介護の研修なども受けていませんから、
車いすへの乗り移りや、ベッドからの起き上がり介助ができない。

これが最も大きな違いになります。

介護タクシーの運転手さんは皆、
ホームヘルパー2級以上の資格を持っていないと、
介護タクシー業務が行えないことになっていますから、
車いすへ移る際の介助や、自宅のベッドから起き上がる際の介助なども
しっかりと研修などを受けている方が業務を行っています。

2つ目の大きな違いは、
介護保険での、
在宅介護サービスとして利用ができることです。

この在宅介護サービスを、
通院等乗降介助(つういんとうじょうこうかいじょ)と言い、
要介護1以上に認定されている方が、定期的に通院などを行うために、
ベッドからの起き上がりや、
出かける前の着替えなどの介助が必要になる。

家から外に出るために介助が必要になる。

一般の公共交通機関を利用できず、
車いすなどが必要になる。

このような場合に、介護保険を利用し、
自宅から、通院先の窓口までを、
介護タクシーで送り迎えしてもらう。

これが、通院等乗降介助という、
在宅介護サービスです。

※この在宅介護サービスを利用する際には、
ケアマネジャーさんにケアプランを作成してもらう必要があります。

ですが、介護保険での適用外の利用も出来るのが、
この介護タクシーです。

例えば、病院に行く日の朝、
玄関先で転んで、歩けなくなってしまった。

でも、今日病院に行かないと、
毎日飲んでいる、血圧を下げる薬が無くなってしまう。

家には、介護ができる人間もいないし、
送ってくれる者も誰もいない。

病院内での付き添いをしてくれる者もいない。

こんな緊急時、
介護保険の対象にはなりませんが、自宅の中までお迎えに来てくれて、
必要であれば、車いすやストレッチャーの用意もしてくれて、
通院先まで送り迎えをしてくれます。

また、これも介護保険の対象にはなりませんが、
事業所によっては、病院内での付き添いを、
家族に代わって行ってくれる事業所もあります。

※付き添いを行ってくれない事業所もありますので、
利用の際には事前に確認が必要です。

3つ目の大きな違いは、
料金体系が一般のタクシーとは違うことです。
一般のタクシー料金は、乗車距離の長短によって料金が決まりますが、
介護タクシーの場合は、家を出てから、目的地に着くまでの、
時間で料金を設定している事業所が大多数です。

※事業所によって、料金には若干違います。

料金の内訳としては、多くの事業所が、
1・初乗り料金
2・目的地までの時間計算料金
3・介護料金

※介護保険適用の場合と適用外では料金が変わってきます。

介護タクシーの料金は、
この3つで、乗車料金を設定している事業所が大多数になっていて、
一般タクシーの料金に比べると、費用が高くなってしまうのが、
介護タクシーを利用した際の特徴でもあります。

介護タクシーの料金1例

 

 

3-2.介護タクシーを利用したい時、どんな手続きをすればよいのか?

介護タクシーを利用する際の手続きには、
2つの方法があります。

1つ目は、
先ほどお伝えした、
介護保険で、通院等乗降介助を利用する方法。

通院等乗降介助とはこんなサービスです。
※東金市ホームページより参照

2つ目が、
介護保険を利用しない方法。

この2つの手続き方法があります。

1つ目の、介護保険を利用する場合には、
すでに、担当のケアマネジャーさんがいれば、
ケアマネジャーさんに、介護タクシーを利用したいことと、
利用したい目的(定期的に通院などで利用したい等)を伝えると、
近隣の介護タクシー事業を探してくれて、
ケアプラン作成し、事業所を契約を行えば、
サービスの利用開始となります。

これが1つ目の手続き方法です。

担当のケアマネジャーさんがいない場合や、
介護保険を使わず、定期的な利用目的でない場合には、
近隣の地域包括支援センターなどで、介護タクシー事業を探してもらい、
事業所と契約をし、サービスの利用開始となります。

介護保険を利用しない場合には、
介護保険の1割、もしくは2割負担に比べ、
高めの料金負担となりますので、
その点は、事前に料金を確認が必要です。

介護タクシーの料金1例

 

 

 

 

4.介護保険で利用できる在宅介護サービスの種類について、まとめ

ここまで、
前編・後編・番外編の3つにわけて、
前編・後編では、介護保険サービスの中でも、
比較的ポピュラーな在宅介護サービスである、

1・訪問介護(ホームヘルパーさん)
2・訪問リハビリテーション
3・訪問入浴サービス
4・訪問看護サービス
5・デイサービス(通所介護)
6.通所リハビリテーション
7・ショートステイ(短期入所生活介護・短期入所療養介護)

そして、今回番外編として、意外と知られていないけれど、
知っておくと、とても便利な在宅介護サービスである、

福祉用具貸与(ふくしようぐたいよ)
住宅改修
介護タクシー

この3つの在宅介護サービスについて、
詳しく解説してきました。

どの介護サービスも、
介護者さんにも、実際に介護を受けている高齢者さんにとっても、
在宅介護の負担を軽減し、日々、安心して暮らしていただくために、
ぜひとも知っておいてほしい、介護サービスばかりです。

ここまでお伝えしてきた内容が、
介護を受けられている高齢者さんにとって、
そして、日々介護をされている、ご家族や介護者さんにとって、
少しでもお役に立てれば幸いです。

ここまで読んでいただいたことに、
こころから感謝いたします。

 

 

 

 

 

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